世界には本当に様々な人がいる。国籍・境遇・信念・価値観など、その人をその人たらしめるものは、数えれば枚挙に暇がない。そのような世界に生きているのに、違って当然なのに、私たちは自分と「違う」人に出会ったとき、知らず知らずのうちに心のバリアを張ってしまっている。自分を形作るものを傷つけられたくないから、自分が当たり前だと思っている世界が崩れ去るのが怖いから、私たちは「違う」と感じた人に歩み寄ることを恐れ、彼らの世界を知ることを拒絶する。実際、マイノリティであるとみなされて肩身の狭い思いをしている人がいる。「違い」を受け入れられないことから生まれた争いがある。

どうしたら、世界はもっと素晴らしいものになるだろうか。どうしたら、世界がもっと輝きのあるものになるだろうか。その問いに対する答えの一つが、「違い」を受け入れることであるとメンバーは考えた。本当に小さくていい。訪れた人が他人と「違う」ことを誇れ、他人の「違い」を称えることができる世界を実現したい。二次会みたいに、みんなが笑い合い、心を通わせることができる空間を創りたい。そんな思いがこの企画、「チガイのわかる二ヂカイ」を誕生させた。